18年愛用してきた、ラジオCDプレイヤーがついに寿命を迎えました。
主人が学生時代に買って、独身時代を共に過ごし、新婚時代から今に至るまで、いつもそばにいて音楽を奏でてくれたCDプレイヤー。
ソニー製で、今はほぼ姿を消しつつあるカセットも再生できる、一昔前の大きくて重いCDプレイヤーです。
家電は1台でも減らしたい派ですが、音楽は毎日聴きますし、家事をするときや災害時にはラジオも重宝するので、買い替えることにしました。
快晴の下、自転車で家電量販店へ。
ちなみに音とか機能に特にこだわりはありません。
夫はミスチルとスピッツと斉藤和義さんの音楽が、
私はラジオとミュージカルの音楽が、
普通に聴ければそれでいいので、ほどなく候補が決まりました。
そこでふと店を見渡してみると、
「他店より1円でも安い場合は店員にご相談ください」と掲示があります。
相談。
つまり値切り交渉ということです。
欲しいと思った商品の型番をその場でスマホで検索してみました。
ネット通販であれば8800円+送料700円で売っています。
店頭での値段表示は10500円です。
そこで、3秒ほど躊躇して、ハツラツと動いている店員のお兄さんに話しかけてみました。
「すみません、これが欲しいのですが、お値段について相談させてくださいますか。」
「はい、どうぞ。」
「ネットで調べたところ、8800円で売られているのですが、すみませんが、もう少し安くしていただけませんでしょうか?」
「あ、そうですか、では8800円でいいですよ!」
「本当にいいんですか?どうもありがとうございます。」
というようなやりとりで、値引きしていただけました。
本当に他店で8800円で売られているのかという確認もされませんでした。
なんというか、とてもありがたいのですが、あっけにとられてしまいました。
店頭の値段表示って一体何?
そして原価はいくらなの?
お兄さんの一存で即値下げってすごい。
など、いろいろなことを感じた経験でした。
新しいラジオCDプレイヤー、この先も15年くらい、大切に使い続けたいと思います。