お正月に休む勇気のある企業。日本はいつか北欧みたいになるかもしれない。

いいなと思う企業があります。

7553幸楽苑です。

何がいいかと思ったかというと、年末年始の稼ぎ時にお休みしますという宣言をしていたからです。

↑年末に掲載されていた幸楽苑の広告です。

メッセージにはこうあります。

サービス業は、みんなが休む日に働く仕事ではありません。お正月やクリスマスや大切な記念日は全員にやってきます。サービス業の人々だって、『みんなが休む日』の『みんな』になってよいはずです。

昨年、スタッフの士気向上を目的に、2018年12月31日午後3時から2019年1月1日終日の年末年始を幸楽苑の64年の歴史上初めて休業したそうです。

大切なのは、続けること。続けることで、社会は少しずつ変わっていく。家族で過ごす幸せなお正月がこの国に再びやってくる。続けていけば、私たちのような小さな会社だって、何かのきっかけになれる。そう信じて、今年も、来年も、再来年も幸楽苑はお正月休業『0億円事件。』を続けます。

2日間合計で売上損失2億円弱が見込まれたため「2億円事件」として新聞広告を掲載したところ、多くのメディアが取り上げるなどし、SNSなどで拡散され話題となった、とのこと。

これをわざわざ新聞の広告に載せるのもまたいいじゃないですか。きっと掲載するだけでも結構な掲載料がかかると思うんですよね。

こういうことの積み重ねが日本を変えていくんだろうな、すごいな、と素直に思いました。

年末年始は食べにいかなくても、こういう努力をする経営者のいる企業のお店に食べに行きたいと私は思います。

昔、夫婦で北欧を旅行したときのことを思い出しました。

日曜日は、どこもかしこもお店が閉まっていました。働く時間がいつであるべきなのかを、その地域の人たちは理解しているからこそ成り立つのだと実感しました。

日本もそうなるんだろうとも思いました。

そうあるべきだとか、そうなってほしい、とかではなく、このままいくと日本も早晩そうなるだろう、それは自然なことだろう、と思います。

さて、幸楽苑の株価はだいたい20万円前後。株主優待もありました。

100株で2,000円分の食事優待券です。

我が家の近くに幸楽苑はないので今買うことはしませんが、こういう企業が増えるといいなと思います。応援します。

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↑いつも参考にさせてもらっています。

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