リボ払いはするまい。無知は恐い。得するつもりが知らぬ間に損をする。

クレジットカードのリボ払いはしたことがありませんが、この先もするまいと強く思った出来事がありました。

↑先日、我が家にクレジットカード会社からこんなはがきが届きました。

「支払い額のお知らせかな？」と思って開封したのですが、裏面にも表面にもそれらしき記載はなく、ただ「リボ払いに変更しませんか？」というお誘いのお手紙でした。

恐いと思った理由はその語り口です。



「リボ払いにすると月々のお支払いが小さくなります」とあります。

10万円の買い物をして、一括払いの場合、引き落とし月には10万円引き落としされます。

これがリボ払いの場合、引き落とし月に１万円と設定すれば「９万円ダウンします」という表現がされています。

そのとおり。間違いはないのですが、９万円ダウンするのはその月だけのことで、トータルで見れば10万円を払うよりも多くの金額が手元から出ていくということに、一切触れられていません。

もうひとつ、恐いなと感じたのは、手数料について具体的な記述が全くないことでした。



おそらく手数料は人によって異なるので、一概に記述することができないのでしょう。それは理解できます。

ですので、はがきの隅の方にちっちゃく「リボ払いには手数料がかかります」と書いてあるのだと思います。

それでもやはり、資産管理に関する知識の乏しい人が見れば、誤解を与えるような誘い文句に見えました。例えば、親元を離れて一人暮らしをはじめた大学生とか、社会に出たばかりの社会人とか、メリットがあるならと簡単にこういう道を選んでしまいそうです。

少なくとも私が学生の頃は今よりもっとお金に関する知識も危機感もなかったので、後先考えずリボ払いに手を出していたかもしれません。

ああ恐い。これがクレジットカード会社のビジネスだとはわかっていても、恐い恐い。そう思いながら、このハガキを破って捨てました。