駅チカの土地より、エスパーマミとか愛とかが勝るときが来るかもしれない。

努めてテレビを見ないようにしているのですが、あるときオープンハウス(不動産屋)のCMが目に入ってきました。

これです。

中身は、こんな感じです。

仲良く下校中の長瀬くんと清野ちゃん。
そこに、みな実先生が立ちふさがり、突然の出題です。

「時代が変わっても、価値が変わらないものってなーんだ?」
「そりゃ愛だろ」「愛だと思います!」

長瀬くんと清野ちゃんのピュアな答えに、みな実先生は「駅近の土地だから!」とバッサリ。

愛の価値を根底から覆され、路頭に迷う2人。

「変わらぬ愛」の存在を証明するには、2人で「変わらぬ愛」を体感するしか無いのかもしれません。

私は「本当にそうかな?」と疑いました。

たぶんまだこの先5年10年の間は、駅近の土地が何より勝るという価値が存在し続けるのだろうと思います。

それでも、20年30年後はどうでしょう?

MaaSやCASEなどが新聞をにぎわせてます。そもそも移動に関する概念が変わっていきそうです。

働き方改革が進めば、毎日の通勤から解放される人が増えていくでしょう。そうなれば、駅の近くに住むメリットが薄れるかもしれません。

ネットで物が買える時代です。外に出る頻度は以前より減っています。ドローンが普及すれば配達員不足の現状も打破できそうです。

それから、そもそも「働く人」が減るかもしれません。AIが銀行の窓口スタッフを削減したように、働く必要性が薄れる社会になるかもしれません。

そしてですね。

変なこと言う人だな〜と思われそうですが、こっそり期待しているものがあるのです。

エスパー魔美さんをご存知ですか。子どものころアニメで見ました。彼女は「テレポーテーション」とかいう魔法で、空間を瞬間移動できるのです。

この技術が開発されたらどうでしょう。

駅を起点とした暮らしや利便性の概念が、根本から覆ると思うのです。そうなれば経済の形は変わるし、私の持っている株価も大きく変動するでしょう。

10年前までスマホがなかったように、今から10年後にはテレポーテーション(テレポとか呼ばれるのかな)が開発されているかもしれません。

たぶん、そのときでも「愛の価値は変わらない」のだと思います。

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