少し前の日経新聞にとても興味深くて、思わず切り取ってしまった記事がありました。
こちらです。
タイトルは「40歳で引退、米国で盛り上がるFIRE運動」というものです。
米国の若者の間で「FIRE」と呼ばれる運動が広がっている。
「Financial Independence,Retire Early(経済的に自立し、早く引退しよう)」の略で、40歳前後でのリタイアを目指し、収入の7割を貯蓄に回したり、家賃を浮かすため船で暮らしたりする人までいる。
つましい生活を受け入れるのは、2008年の金融危機を目撃し、経済的な豊かさに疑問を感じながら育った世代ならでの潮流…
長い通勤時間にさらされたとき、「これは自分の望む生活ではない」と自覚した女性の事例が出ていました。
自ら望む生活を実現するため、資産形成や節約について学び、コミュニティを作って勉強している人たちの紹介もありました。
私の夢は「老後に海の見える町で夫婦でのんびり暮らすこと」ですが、あくまでも「老後」の夢です。40歳前後でそんな生活に移るには、相当な努力と幸運がなければ実現は難しいのではないかとびっくりしてしまいました。
40歳前後でのリタイアとなれば、私にとってみればあと数年。あと数年で経済的に自立し、引退できるなんて、夢のようなことです。
人生100年時代と言われている今、40代でリタイアできたら、むしろリタイア後の期間の方が長いのでは…。
とはいえ、自分のありたい姿のために惜しまず努力を重ねる人たちに、素直にすごいなと感じました。我が家も、40代でとはいいませんが、50代後半くらいには少しでもその姿に近づけるようにコツコツ努力をしていきたいです。
最後に、面白いなと感じたのは、確かfireという英単語は、首にする(解雇される)という意味もありましたよね。
誰かに雇用されてfireされるのではなく、誰にも雇用されず自らFIRE生活をする!
なんてかっこいいのでしょう。