少し前に車を手放しました。
その代わりに、駅から近いところに住むようにしました。
交通環境や身体事情によっては、車は生活必需品だと思いますが、そうではない我が家にとっては車を手放して本当に良かったと思います。
まず、節約になりました。
車検やメンテナンスの経費、将来の買い替えの費用のことも考えなくてよいです。
私の学生の頃の家賃と同じくらいする、駐車場代も考えなくて済みます。
一番のメリットは、自転車に乗ったり、歩いて行ったりするようになったことです。
体にいいんです。
そして、自転車や徒歩でいけないところには電車かバスに乗ります。特に電車は、所要時間の見込みが立てやすく快適です。
行く先に駐車場が、あるかな、どうかな、と気にすることもなくなりました。
電車やバスでもいけないところへ行くことはそうそうないですが、キャンプなどに繰り出す場合はレンタカーを借ります。
それでも1万円も払えば事が済みます。
とりあえず今のところは車なしでも大丈夫です。その分、住宅費はかさんでいるかもしれません。
今一番心配なのは、田舎に住んでいる父がいつまで車を運転するのかということです。
交通事故にあわないか、特に加害者になるようなことはないだろうか…と心配しています。
難しいのは「車がないとここでは生活できない」という父の思い込みを打破することです。できれば早々に車を卒業してほしいです。
母は60を越えても、ママチャリをかっ飛ばしているので安心です。
ちなみに、我が家が車を手放すまでは、結婚する前に主人が中古で買った軽自動車を愛用していました。
何かの事情で高速に乗ると、ガタガタ言ってタイヤがどこかに飛んでいくのではないか?と思うほどの老体でしたが、最後まで頑張ってくれました。
その車には愛称さえありました。
今でも、町でその車を見かけると、じーんと懐かしくなります。